COLUMSコラム

ゴルフスイングの悩み解消!スウェイとスライドを克服する方法

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こんにちは!
RiDEAL|WORKOUT&CONDITIONINGの植木です。

今回はゴルフスイングにおいてスイングの精度や
パワーに影響を与えるエラー動作の一つでもある
「スウェイ」と「スライド」についてです。

これらのエラー動作は、下半身から上半身を分離
する能力が不足していたり、下半身の不安定さに
よって引き起こされます。

正しい体重移動ができなくなるため、
効率的なスイングが難しくなる傾向が高まってしまいます。

スウェイはバックスイング中に、
下半身がターゲットとは逆の方向に過剰に水平移動してしまうエラー動作です。

スライドはダウンスイング中に、
下半身がターゲットへ向かって過剰に移動することです。

これらのエラー動作を理解し改善していくことで、
安定したスイングを獲得し、より正確なショットを打つことができるようになります。

本記事では、スウェイとスライドの違いや、
その改善方法について詳しく解説していきたいと思います。

記事の最後に亀代 順哉プロの理想的なスイング
紹介していますので、ぜひ最後まで読み進めてください!

「スウェイ」 と「スライド」のエラー動作の違い

スウェイとスライドを評価する方法にはいくつか
ありますが、RiDEALでは、主に動画撮影を使った分析を採用しています。

正面からの動画を撮影し、体の動きや重心の移動がどのように影響しているかを詳細に確認します。

特にスウェイでは、バックスイング時に体が過剰にターゲットの反対方向へ動く動作を見極め、
スライドではダウンスイング中に体がターゲット方向へ移動しすぎる点をチェックします。

これらの映像をもとに、下半身と上半身の連動性や、体重移動の正確さを評価し、個々のエラー動作を特定します。

このアプローチにより、スウェイやスライドを改善するための具体的な対策を提案し、より安定したスイングを実現するサポートを行っています。

動画撮影による分析ポイント

スウェイのチェック

スウェイを簡単に診断する方法は、バックスイング中の後ろ脚に注目することです。
フェイスオンカメラでアドレス時の後ろ脚から腰に接するように線を引きます。
トップまで動画を進め、後ろ脚や腰がターゲットと逆方向に移動していれば、スウェイが発生しています。

スライドのチェック

スライドを簡単に診断する方法として「フロント・レッグ・ライン」を利用します。
フェイスオンで撮影したアドレスの映像に、左足首(外側のくるぶし)から垂直に線を引きます。
その後、インパクトまで動画を進め、左脚または左膝がその線からターゲット方向に移動しているか、または左膝が曲がっていれば、ダウンスイング中にスライドが起きています。

スウェイとスライドの原因:身体的制限を確認する方法

ゴルフスイングにおいて、スウェイやスライドといったエラー動作が生じることは、単に技術的な問題だけではありません。

これらの動作は、多くの場合、体の柔軟性や安定性、筋力の不足といった身体的な制限によって引き起こされます。

例えば、股関節や体幹の可動能力が低い場合、正しい体重移動が難しくなり、スイングバランスを崩しやすくなります。

スウェイとスライドを誘発する身体的な制限について確認する方法を紹介します。

セルフ評価のポイント

股関節の可動性チェック

まずは、5番アイアンとサンドウェッジ(SW)を用意します。
画像のようにクラブをセッティングします。

5番アイアンのライ角は60°なので、アライメントスティックをおへその下に当て、股関節を回旋させて、その角度と比較します。

右打ちのゴルファーがスウェイせずに右股関節を中心に体を捻転させるには、右股関節の内旋ができることが重要です。

関節の正しい動きができなかったり、筋肉の柔軟性低下によって動きに制限があると、体を捻転できずに横に動いてしまいます。

ダウンスイング中に体をスライドさせずに、リード側の左股関節を回転させるには、左股関節が内旋できることが必要です。

関節や筋肉に制限があって、リード側の左股関節を中心に体をしっかり回せない場合、体がスライドしてしまうことがあります。

左右の股関節とも内旋時に40°〜60°以上は可動できることが理想的です。

また、左股関節の内旋に制限がある状態で無理にスライドを防ごうとすると、
股関節に過度な負担がかかり、梨状筋症候群(坐骨神経痛)を引き起こすリスクもあります。

 

体幹の可動性チェック①

上半身の回転テストでは、足や膝を動かさずに、胸椎を回旋させます。

手に持った棒(ゴルフクラブでもOK)と床に置いたアライメントスティックの角度を比べて、回旋の度合いを確認します。

理想的には、45°以上回旋できることが望ましく、標準的な範囲は45°〜70°です。

上半身と下半身を分離できる能力があると、スイング時に肩が大きく回っても下半身は動かず安定します。

胸郭と骨盤の動きが分離できない場合、通常は背骨の可動性が低下しているか、背中の筋肉が硬くなっていることが原因です。

 

体幹の可動性チェック②

体幹の側屈動作をスムーズに行うためには、
骨盤を安定させた状態で胸郭と脊柱が連動して動くことが必要です。

それぞれの部位がしっかり連動することで、自然な側屈が可能になります。

この動きを確認するためのテストとして、足や膝を動かさずに体幹を側屈させ、各部位が正しく機能しているかを確認します。

スウェイとスライドを改善するためのトレーニング

下半身の回旋可動を高めるエクササイズ

上半身の回旋可動を高めるエクササイズ

下半身から上半身を分離する能力を高めるトレーニング

亀代 順哉プロの理想的なスイング

ドライバー

アイアン

亀代 順哉プロのスイングでは、
下半身と上半身が見事に連動しており、
スウェイやスライドといったエラー動作は一切見られません。

バックスイングでは、体がターゲットの反対方向に過剰に動くことなく(スウェイ)、
ダウンスイングでも下半身が安定しており、ターゲット方向への過度な移動(スライド)もありません。

体重移動がスムーズに行われていることで、
下半身がしっかりと踏み込めており、
エラーのない理想的なスイングが実現しています!

この記事を書いた人
RiDEAL編集部

RiDEAL編集部

銀座のパーソナルトレーニングジムとして創業13年以上の実績を持つRiDEAL(リデアル)では、これまで延べ2,000名以上の会員様に向け精密なボディカウンセリングに基づいた完全オーダーメイドのトレーニングプログラムやダイエットプログラムをご提供しています。

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